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シチズンが生んだチタニウムウォッチ、月へも到達しそうな50年目の新たな可能性

まだ見ぬ可能性や未知の世界。無限に広がる“宇宙”に人は夢を見る。

1970年にシチズンが作り出した世界初のチタニウムウォッチも、まさにチタニウムという新しい素材の未知の可能性を追い求めて生まれた時計だ。

そしてチタニウムウォッチ誕生から50周年にあたる2020年、宇宙のさらなる深淵をイメージした「サテライト ウエーブ GPS F950」が登場する。



「サテライト ウエーブ GPS F950」スーパーチタニウムケース、47.5mm径、光発電エコ・ドライブ、世界限定550本 50万円/シチズン 0120-78-4807
1960年代、チタニウムは軽く、錆びにくい金属として、アポロ計画の宇宙船の素材に使用され注目を集めた。シチズンは新たな腕時計に相応しい素材としていち早く着目し、1970 年に世界初のチタニウムウォッチ「X-8 クロノメーター」を誕生させた。

軽量で錆にくく、金属アレルギーも起こしにくいなど、チタニウムは腕時計の素材として多くのメリットがある一方、加工が難しく、また表面が軟らかく傷つきやすいという硬度の問題があった。シチズンはこれらの課題を乗り越え、2000 年にはステンレスの約5倍の表面硬度を持ち、美しい鏡面仕上げを可能としたシチズン独自の素材「スーパーチタニウム」を採用した腕時計を発売。

そして、世界初のチタニウムウォッチの発売から50年を迎えたシチズンの、チタニウム加工技術の集大成が「サテライト ウエーブ GPS F950」だ。

デザインコンセプトは“宇宙”。



6つのパーツを重ねた多層構造のブラックの文字盤は果てしなく続く宇宙の深淵を思わせ、ケースはシチズン独自の表面硬化技術「デュラテクト DLC」と「デュラテクトサクラピンク」を別個に施した2つのスーパーチタニウムパーツを組み合わせている。もちろんバンドの素材はスーパーチタニウムを用い、立体的で陰影のある仕上がりになっている。



キャリバーは、シチズン独自の「エコ・ドライブ GPS 衛星電波時計」 の最上位ムーブメントである「F950」を搭載し、時刻情報のGPS 衛星電波を世界最速レベル「最短3秒」で受信する高性能を誇る。

「サテライト ウエーブ GPS F950」に採用されているスーパーチタニウム、実は民間初の月面探査を目指すプログラム「HAKUTO-R」でも使用予定だという。

宇宙にインスパイアされた時計の素材が、約50年の時を経て今度は実際に宇宙を旅する。腕元にそんなロマンを携えることは、ただ時計を着けるということとは違う意味を、我々に与えてくれるのだ。